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伝統×ワクワク体験!浦和十二日まち「おばけ屋敷」に潜入!

年の暮れに新年の飾り物や正月用品を売る市は「大歳の市(おおとしのいち)」と呼ばれ、毎年12月12日に調神社(つきじんじゃ)とその周辺で開催される十二日まちは、新年の福迎えとして行われる明治時代から続く「大歳の市」です。

会場では縁起物の熊手や飲食物などを商う露店が多数出店し、この日は夜遅くまで賑わいます。

今回は、十二日まちの名物とも言える「おばけ屋敷」の潜入取材をお届けします!

※昨年(令和6年)に取材・体験した記事です

 

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おばけ屋敷の歴史

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前日の12月11日、準備で忙しい中お話を聞かせてくれたのは大寅興行社 座長の大野さんです。

こちらのおばけ屋敷は明治時代のお爺様から代々続けてきたもので、現在は年6回のみ興行していて、なかなか見られない貴重なおばけ屋敷とのこと。

埼玉県では、10月の「川越まつり」と、12月の「十二日まち」の2ヶ所のみ。

長年続けてきたおばけ屋敷の中身を尋ねてみると、毎年、通路やお化けの種類は変えているそうで、馴染みのお客さんを楽しませたい気持ちから、工夫を続けているそうです。

前日の特別体験

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仕掛けが見えてしまうのではと思いながら、無理を承知で「中に入ることできますか」とお願いしてみたら、「もちろんどうぞ、そこから入って」と大野さん。

名物の迷路はおばけが描かれた黒い布で囲まれて、道のりは長くないけれど、お昼でも暗くて不気味です。

どちらへ進んだら良いか迷う所もあって、明日の本番は本当に怖いかも。

実際に出られなくなる人がいて、そんな時は大野さんが順路を教えてあげるそうです。怖いけど優しいおばけ屋敷!?ですね。

12月12日

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12日当日、調神社境内を抜けて調公園へと入っていくと、「おばけ屋敷」の看板が見えてきます。

日が落ちる前からおばけ屋敷の前には人だかりができています。

「よってらっしゃい、みてらっしゃい。はやくこないと終わっちゃうよ。」

「おばけをみた?おばけと遊んだ?今年の楽しみは、今年のうちに!」

「絶叫マシーンもびっくりの、大騒ぎだよ!」

お化け屋敷の入り口からは威勢のいい声が響き渡ります。

「よってらっしゃい、みてらっしゃい。さぁ夜ですよ。お化け屋敷の時間ですよ。

暗ければ暗いほど、おばけは活躍をはじめるよ。」

「おばけを見ないとおばけの話は出来ないよ」

「笑えば天国、泣けば地獄。ゆかいなゆかいな、おばけ村」

リズム良いかけ声が、人をどんどん呼び込みます。

夜になって十二日まちの雰囲気も最高潮です。

 

 

 

覚悟を決めて

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外の暗さが恐怖心を煽る中、覚悟を決めて入口への思案橋を渡ります。

おばけ屋敷の中からからは悲鳴が聞こえ、電飾の派手さが逆におどろおどろしい雰囲気です。

おそるおそる中に入れば、そこからつい急ぎ足に。

でも通路を早く抜けたいところで、「怖い怖い」と子どもたちが叫びながら後ろをついてきます。

「どこどこ?こっち?」

一緒に歩く子どもたちを励ましながら、いっしょに悲鳴をあげて驚いて。

迷いながらも出口にたどり着き、怖いけど楽しくて、うっすら汗かく冬のおばけ屋敷でした。

変わらぬサービスと人情

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お客さんは若い子たちが多いなか、最近は2〜3人の年配グループも増えているとのこと。

昔懐かしく皆さんで楽しんでいらっしゃるのでしょうか。

「おばけ屋敷はお客さんが入らないとつまらない、欲ばっていても面白くない。

値上げをしないでがんばっています。まつりの雰囲気は独特でしょ。

呼び込みは入ってきた人との対話。お客さんとのコミュニケーションが第一なのよ。」

と大野さんがおっしゃっていたのが印象的でした。

ぜひ今年も浦和の十二日まちでおばけ屋敷を楽しんでください!

十二日まち・おばけ屋敷詳細

十二日まち

開催日:毎年12月12日

時 間:10:00〜21:30(令和7年) ※雨天決行

場 所:調神社境内、旧中山道及び周辺

アクセス:JR「浦和駅西口」から徒歩10分

露 店:約600店

主 催:十二日まち実行委員会

 

【おばけ屋敷】

料 金:大人600円・小中学生500円・幼児300円(※令和6年)

場 所:「調公園」内

 

 

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