人形のまち・岩槻
人形のまち・岩槻
人形のまち・岩槻
人形のまち・岩槻
人形のまち・岩槻
人形のまち・岩槻

日本の伝統美が息づく人形のまち・岩槻を歩く

岩槻は、室町時代の末より岩槻城の城下町として、江戸時代には日光御成道の宿場町として栄えた町。現存する文化財や史跡からは、歴史ある城下町の趣を感じとることができます。そして、町を歩いていると気づくのが、人形店や人形にまつわるモチーフが多いこと。実は、岩槻は日本有数の人形の産地で、「人形のまち」との呼ばれているのです。宿場町に多くの工匠たちが住み着いたことや、岩槻周辺が桐工芸の産地であったことから、桐粉を使った人形作りが発展したという説もあり、その歴史は今日まで脈々と受け継がれています。美しく愛らしい人形は、見ているだけでウキウキ、うっとり。さまざまな人形を観賞しながら、日本の伝統や技術が息づく岩槻の町を歩いてみませんか?

エリア

岩槻駅周辺

岩槻駅周辺
岩槻駅周辺
岩槻駅周辺

「人形のまち」ならでは!かわいいモチーフがあちこちに

 

白壁の和風建築の駅舎が、城下町らしいクラシカルな雰囲気を醸し出す岩槻駅。東口に降り立ちロータリーを見回してみると、あちこちに人形のモチーフを見つけることができます。からくり時計は定刻になると日本人形が現れたり、街灯や歩道の柵をよく見てみると、雛人形の模様が描かれていたり。「人形のまち」と呼ばれる岩槻ならではの仕掛けを探すのが楽しい!

また、人形のまち・岩槻を舞台とした人気漫画・アニメ「その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする」の作中で、岩槻の町のあちこちが、実在またはモデルとしたスポットとして登場。「あのシーンの場所!このカット見たことある!」などなど、作品に登場した実際の場所を探したり、同じカットで写真を撮ったり、聖地巡礼しながら散策するのも良いかもしれません。

人形の東玉

人形の東玉
人形の東玉
人形の東玉
人形の東玉
人形の東玉
人形の東玉

精巧で華やかな岩槻人形の世界にうっとり

 

駅のロータリーを出るとすぐ、「東玉人形の国」の看板とともに、ひときわ目を引く人形店・人形の東玉(とうぎょく)があらわれます。東玉は、江戸嘉永5年(1852)創業、170年の歴史を持つ老舗店。初代東玉の戸塚隆軒から受け継がれた人形作りの伝統を守りながら、人形を通して幸せを届けることをモットーにしています。

岩槻人形は、豪華な衣装を着付けた衣裳着人形と、丸みのあるフォルムと愛らしい面立ちが特徴の木目込(きめこみ)人形の2種類。4階まである広々とした店内には、その衣裳着(いしょうぎ)人形と木目込み人形の雛人形や五月人形のほか、正月飾りの破魔弓、羽子板など、さまざまな人形がズラリ勢ぞろいしています。

とくに雛人形は、憧れの段飾りからコンパクトな親王飾りまで種類が豊富。はんなりとした京雛、クラシカルで美麗な雛人形、パステルカラーが映える現代風、人形作家こだわりのシリーズなど、日本の東西や流行によって顔立ちや衣装に違いがあり、「あれもステキ、これもかわいい」と目移りしてしまうほどです。雛人形は子どものお祝いものと思いがちですが、見ているだけでウキウキ幸せな気持ちになれるうえ、季節の行事として楽しむのにもぴったり。大人になってから自分好みの雛人形を購入できるなんて、ちょっと憧れませんか?

東玉・人形の博物館

MIYATAYA BAGEL

MIYATAYA BAGEL
MIYATAYA BAGEL
MIYATAYA BAGEL

築100年の古民家が目印!種類豊富な人気ベーグルをお土産に

 

日光御成道沿いにあるMIYATAYA BAGELは、ホワイト×ブルーのオーニングテントが鮮やかなベーグル専門店。築100年の古民家をリノベーションしたもので、ベーグル専門店とは思えないレトロな雰囲気が魅力です。

ベーグルには北海道などの国産小麦と北海道産酵母のほか、トッピングも国産素材中心に使うというこだわりよう。店舗内で丁寧に手作りしており、店内にはいつも良い香りが漂っています。

MIYATAYA BAGELのベーグルの特徴の1つは、もっちり柔らかな食感。ひとくち食べてみると、歯ざわりはもっちりとしていながら噛み切りやすいことに気づきます。一般的に歯ごたえが強いベーグルが多い中、お子様やご年配の方の食べやすさを考慮し、発酵時間を長くとるなど独自に開発したのだそう。

もう1つの特徴は、種類が豊富なこと。人気のチョコ&チョコや、紅茶味のラ・コンテス(伯爵夫人)、釜揚げしらすチーズなど、ラインナップはオリジナリティたっぷり。レシピは50近くあり、その中から、通年・シーズンもの合わせて常時20~30種のベーグルが店内に並んでいます。「これはどんな味かな?」と、想像しながら選びましょう。レシピ開発が活発なうえ、地元小学校の生徒が考えたコラボベーグルなども実施。常に目新しく、サプライズ感のあるベーグルに出会うことができます。

 

MIYATAYA BAGEL

岩槻人形博物館

岩槻人形博物館
岩槻人形博物館
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岩槻人形博物館
岩槻人形博物館

美しいだけじゃなくクスッと笑える作品もいっぱい

 

日光御成道沿いにあり、かつて岩槻市役所があった跡地にできたのが、日本初の公立人形専門博物館。令和2年(2020年)に開館して以来、今では人形のまち・岩槻ならではのスポットになりました。人形の常設展と人形作りの紹介展示に加え、企画展も実施。常設展で展示されているのは、日本画家・西澤笛畝(1889~1965)を始めとした収集家のコレクションや、全国からの寄贈品など。日本の古典的な人形はもちろん、郷土の玩具や世界の人形などもあるので、人形を観賞するだけでなく、人々の好みの変遷や、生活の中で人形がどのように扱われてきたかなどの歴史を知ることができるのが興味深いです。

たとえば雛人形の段飾りを見てみると、昔は飾り方に厳密なルールはなかったそう。内裏雛も三人官女も五人囃子も1セットとは限らず2セットでも良く、思い思いに色々なものが飾られていたり。そういった人形の事情を知るのがおもしろい!また、その時代によって人々の好みが違うので、人形の顔つきや姿形にも違いが出ているのも、なるほど納得です。

岩槻人形博物館

▲画像提供:岩槻人形博物館

人形作りの紹介展示では、作る過程を映像で詳しく紹介してくれるほか、実際の工具や材料も展示されています。人形の目の部分などインパクトの強い展示にビックリしながら、ぜひ隅々まで観賞してみましょう。

岩槻人形博物館

最後はミュージアムショップへ!図録やガイドブックのほか、ポストカードやワッペンなど、展示作品をモチーフにしたグッズが販売されています。気に入った人形のグッズがあるかどうか要チェックです。

さいたま市岩槻人形博物館

ヨロ研カフェ

ヨロ研カフェ
ヨロ研カフェ
ヨロ研カフェ
ヨロ研カフェ
ヨロ研カフェ
ヨロ研カフェ

カラフル&土の香りを感じるヨーロッパ野菜が食べたい!

 

さいたま市はトマト、チーズ、パスタなどの一世帯当たりの購入額が全国有数で、イタリアンやフレンチのレストランが多い土地柄。地元レストランのシェフの要望によりヨーロッパ野菜の栽培が始まり、地産地消の取り組みが進められてきたそうです。いまでは、ヨーロッパ野菜といえばさいたまの名前が挙がるほど浸透しています。

岩槻人形博物館に隣接するヨロ研カフェは、その名にあるようにヨーロッパ野菜を使った料理が食べられるカフェレストランです。ワンプレートランチやカレー、日替わりのランチパスタなどのメニューがあり、ヨーロッパ野菜をたっぷり使ったランチはどれもおいしそう!

おすすめは「ヨロ研野菜たっぷりのワンプレート」。ヨーロッパ野菜のサラダをメインに、ヨーロッパ野菜たっぷりのミネストローネや揚げ野菜を添えた肉料理、パンがワンプレートでサーブされます。サラダも揚げ野菜も驚くほどに色鮮やか!ゴルゴ、フィレンツェ茄子、ロロンカボチャ、パープルクララなど、見るのも聞くのも初めてというヨーロッパ野菜を堪能できるひと皿になっています。味付けはシンプルに。土の香りや、野菜そのもののクセのある味わいが最高の味付けになっています。

店内では、料理に使っていたヨーロッパ野菜を販売中。ぜひあれこれ購入して自宅イタリアンに挑戦してみましょう!

 

ヨロ研カフェ

岩槻久伊豆神社

岩槻久伊豆神社
岩槻久伊豆神社
岩槻久伊豆神社
岩槻久伊豆神社
岩槻久伊豆神社
岩槻久伊豆神社

森の中の神社へ!宮様ゆかりの孔雀が住まう岩槻の総鎮守

 

岩槻さんぽの最後は久伊豆神社へ。

久伊豆神社は大国主命(おおくにぬしのみこと)(別名:大巳貴命(おおなむちのみこと))を御祭神とする岩槻の総鎮守。参道から境内にかけて1万坪ほどの広さがあり、周囲を豊かな自然に囲まれています。埼玉県よりふるさとの森に指定され、埼玉自然百選にも選ばれている美しい社叢です。参道を歩いていると、まるで森の中にいるような雰囲気。すっきり澄んだ空気と静寂に包まれ、豊かな気持ちになれます。

境内に足を踏み入れると、見慣れない大きなケージに驚くのではないでしょうか?中には、悠然とたたずむ孔雀が数羽。実はこの孔雀は、昭和13年に朝香宮鳩彦王殿下がご来臨の際に奉納された孔雀の子孫。奉納された孔雀は大切に飼育され、いまでは久伊豆神社のシンボルとして、御守りや御朱印の意匠にもなっているのです。

羽を広げるのは求婚の時期だけなので、見ることができたら幸運が訪れるかも!

手水舎で身を清め、拝殿で参拝を済ませたあとは、境内を回りましょう。安産祈願の叶い戌、北野天満宮、榛名神社、伏見稲荷社、水天宮、厄割り石など、見どころはいっぱいあります。

岩槻久伊豆神社

人形のまち・岩槻らしく、久伊豆神社でも2月下旬、雛祭りが近づく頃になると雛人形を飾るそう。参拝の際にはこちらも観賞して行きましょう。

岩槻久伊豆神社

毎月9日は孔雀の日として、限定の御朱印や御守りが頒布されるので要チェック。孔雀を「救邪苦」とし、苦しみや厄災を取り除き幸福をもたらしてくれるそうです。

久伊豆神社

関連する観光スポット

東玉人形の博物館1

東玉 人形の博物館

東玉のすぐれたコレクションより生まれた「人形の博物館」。その収蔵品は多彩で、御所人形、雛人形、羽子板、五月人形、衣装人形やあやつり、からくり人形、さらには現代作家名匠の逸品から海外の人形までが展示されています。 また、見学の出来る人形工房や和風小物の売店が併設されているほか、体験教室で実際に絵馬や人形等の製作体験ができます。 東玉(とうぎょく)は人形の町・岩槻で百七十年続く人形専門店。 ...

さいたま市岩槻人形博物館内の人形

さいたま市岩槻人形博物館

人形のまち岩槻にある人形をテーマとした日本初の公立博物館。 展示室は3つあります。人形製作の道具や材料などが展示され、映像により人形作りの様子を見ることができる展示室1のほか、日本画家で人形玩具研究家の西澤笛畝(にしざわてきほ 1889〜1965)コレクションをはじめとした日本人形をご覧いただける展示室2があります。また、展示室3では、様々なテーマにもとづく特別展・企画展が開催されます。ミ...

久伊豆神社1

久伊豆神社

今から約1400年前に建立された岩槻の総鎮守です。 埼玉県の「ふるさとの森」や「自然百選」にも選ばれた境内は、森林に囲まれた野鳥の宝庫です。昭和13年に朝香宮殿下より孔雀3羽を奉納されたことから、孔雀は神社のシンボルとしてその後も大切に飼育されており、「救邪苦(くじゃく)」と漢字をあてたお守りなどもあります。 ※本殿奥、県の天然記念物に指定された大榊は枯れてしまい現在はありません。

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