大宮市場セリ
大宮市場セリ鮪
埼玉県魚市場外観

潜入!!埼玉で一番早い台所「大宮市場」

さいたま市の大宮エリア(北区)に、1970年に開場した大宮中央青果市場と、1972年に開場した埼玉県魚市場が隣接する、大宮市場(大宮総合食品地方卸売市場)があります。9万㎡を超える敷地内に、魚・野菜・果物だけでなく、精肉や加工品、日用品など幅広いジャンルの店舗が並び、買い物のルール・マナーなどを守れば誰でも買い物を楽しむことができます。また、新鮮な魚やボリューム満点な丼物などが食べられる食堂もあります。

今回ご紹介する魚市場には、東北の三陸地方で獲れた海産物が中心に集まっており、豊洲の市場よりも早く新鮮な魚が大宮に届いています。

エリア
カテゴリー

特別企画 市場見学ツアー

かねた丸商店
市場見学ツアー1
市場見学ツアー2
市場見学ツアー3
市場見学ツアー4

マグロのセリや場内を案内してくれる「市場見学ツアー」が実施されるとのことで、8月中旬の早朝、大宮市場へ向かいました。持ち物は長靴と長袖の上着です。

今回の見学ツアーは、今年の4月、大宮市場の敷地内に新しくオープンしたお店「かねた丸商店」による企画です。夏休みということもありお子さんも多く、事前に申し込みをした19名が集合されました。

ツアーの案内人はマグロのプロ!長川さん。随所でマグロの豆知識を教えてくれる、マグロ愛に満ちた方でした。それでは見学ツアー出発です。

 

【店舗情報】

■「かねた丸商店」

住  所:さいたま市北区吉野町2−226−1

営業時間:10:30 ~14:00(土曜日9:00〜)

定休日 :水曜日

Instagram:@kanetamaru2024

マグロのセリ

大宮市場マグロのセリ1
大宮市場マグロのセリ2
大宮市場マグロのセリ3

まずはマグロのセリを見学。やはり実際のセリの現場は臨場感・緊張感があります。冷凍されたマグロ約70本が並ぶなか、マグロのプロ!長川さんがセリについて説明してくれました。

セリに参加できるのは名前が書かれた帽子をかぶっている人だけ。帽子の色で大宮市場の人かそうでないかを分けているそうです。値段や数量を示す手のサイン(手やり)も教えてくれました。セリが始まる前に、マグロの輪切り部分を懐中電灯で照らして色や脂のノリを見ていきます。そこで、どれくらいの値段をつけようか、どのお客さんに提供しようか、何の料理に使ってもらおうか、など考えているそうです。実はマグロ1本ごとにあらかじめ大体の値段が設定されていて、その金額が保証されないと次から出荷者が大宮市場へ出してくれなくなってしまうとのこと。20年ほど前は1,500本ものマグロが並んだため、セリが始まる早朝5時30分までに全てをチェックをするには、深夜1時30分までには来ないと間に合わなかったそうです。また、10年〜15年間セリの経験を積んで、やっと周りに左右されず自分でセリをつくれる(支配できる)ようになるんですって!

セリが始まると、セリ人は威勢良く独特の抑揚で声を出し、スピード感あふれる進行をしていきます。初めは聞きとれなかった言葉も、段々と金額や買い手の名前だと理解できるようになり楽しくなりました。

 

■埼玉県魚市場公式サイト「せりについて

マグロや鮮魚の販売場

魚市場1
魚市場2
魚市場3
魚市場4
魚市場5

次に見学させてもらったのはマグロ・鮮魚・冷凍・加工品などが販売されているエリア。先ほどセリ落とされたマグロが実際に切られていたり、1kg15,000円以上もする天然の本マグロが並んでいたり、一般のお客さんも購入しやすいお惣菜や漬物、精肉や鶏肉などの販売店があったりと、じっくり見ていると時間が足りません。

ここでは旬の海産物が手に入るのでぜひお店の人に聞いてみてください。この日はイサキがオススメでした!

長川さんが、大宮市場の楽しみ方は「自分のお気に入りの味を見つけること」「おいしくて旬のものを探し"季節"を感じること」だと教えてくれました。

■埼玉県魚市場公式サイト「店舗案内

市場の裏側へも特別潜入

魚市場6
魚市場7
魚市場8
魚市場9

魚市場には各種施設・設備が整っていて、今回は特別に見学・体験することができました。魚のイラストでかわいくデザインされた冷蔵室、会社「吉田魚糧」でのマグロの希少部位をさばく実演、マイナス35℃の冷凍室、リサイクル場など、いわば市場の裏側も知ることができました。冷凍室では持ってきた長袖が役に立ちました。

青果市場

青果市場1
青果市場2
青果市場3

大宮市場は、魚市場だけではありません。中央通りを挟んだ反対側には大宮中央青果市場があります。こちらも広大な敷地内に、直送野菜や地元野菜、茶や海苔などの専門品、菓子類など、バラエティにとんだ品々が並んでいて、何度も通って購入したくなります。

大宮市場

かねた丸商店刺身定食
かねた丸商店刺身マグロ

見学ツアーの最後には、「かねた丸商店」に戻り大宮市場直送の刺身定食をいただきました。贅沢なお食事ができるのも市場の魅力ですね。

ぜひ大宮市場へ足を運んでみてください。

ご来場の際は、

1.水たまりも多く滑りやすいので留意した靴を履いて行く 

2.場内ではターレットトラックが走っていたり、市場の人が作業したりしているので周囲に気を配る 

3.鮮度を損なわないよう魚や貝類などには触らない

など注意してください。

場内は混み合い仕入れで慌ただしいので、通常の来場時間は仕入れ関係が終わった後の8時半以降がおすすめのようです。

お出かけの前に必ず休開日を公式サイトのカレンダーでご確認ください!

 

■大宮市場

住 所 :さいたま市北区吉野町2-226-1 (駐車場完備:約900台)

最寄駅 :埼玉新都市交通ニューシャトル伊奈線吉野原駅より約1キロ

営業時間:市場内/午前中(各店鋪による)

定休日 :日曜・祝日、不定期で月2回の水曜

 

※見学ツアーは常時行われているものではありません

関連する特集記事

ニューほしのジャンボかつカレー

大食い自慢集まれ! さいたま市のデカ盛りグルメ 第1弾 「キッチン ニューほしの」スーパージャンボかつカレー

「普通のサイズじゃ物足りない」「好きなメニューを心ゆくまで食べたい」など、たくさん食べたいという欲求を満たしてくれるデカ盛りグルメ。さまざまなお店で多彩なジャンルのデカ盛りメニューが提供されているので、挑戦したい!制覇したい!と思う人もいるのではないでしょうか?もちろん、さいたまにも話題になっているデカ盛りグルメがあるのでご紹介。店主のこだわりがつまったメニューで、お腹も心もたっぷり満たされ...

特集記事一覧

関連する観光スポット

埼玉県魚市場1

埼玉県魚市場

1972年に開場。4万6千㎡を超える敷地内に、マグロ・鮮魚・冷凍・加工品などが並び、全国の海産物が集まる埼玉県内最大の市場です。買い物のルール・マナーなどを守れば誰でも買い物を楽しむことができます。 隣接する大宮中央青果市場とともに毎週土曜日は一般開放日で、また、新鮮な魚やボリューム満点な丼物などが食べられる食堂もあり、「大宮市場」は市内のおすすめスポットです。 ※お出かけの際は事前に公...

観光スポットを探す
観光MAP
旅行計画

言語変更

Google翻訳を利用して、サイト内のテキストを翻訳します。

\ このページをシェアする! /